就活生必見!新卒就活にオススメの書籍4選

転職/キャリア

私はあまり真面目に就職活動(就活)をしなかったくちですが、それでも当時やるべきことはやらねばと修士論文の研究等に追われながらも、一定時間を就活に費やしたと記憶しています。ただその中で、かなり対策を絞って効率的に内定を勝ち取ったと思っています。

合同説明会や個社ごとの説明会、インターンシップに参加される方は学業に励みながら私よりもずっと多くの時間を就活に投資されていることでしょう。そこで今回は、そんな忙しい就活生のために、私が効率的な就職活動を進める上で役立った、オススメの書籍をご紹介したいと思います!

新卒就活にオススメの書籍4選

さあ、才能に目覚めよう ストレングス・ファインダー

オススメ度:★★★★★

本書は、書店で平積みになっていたりするのでご存知の方も多いと思いますし、実際に使ってるよという方も多いでしょう。もしまだ手に取ったことがない就活生がいたら、絶対に読むことをオススメします。本書に付属しているコードを使ってテストを受けると、自身の持つ「強み」を34の資質の中から5つ選んで提示してくれるのですが、その結果が自己分析をする上で非常に役に立ちます。

通常就活における自己分析は、例えば、自分の過去のエピソードを振り返ったり自分年表のようなものを作成しながら分析することで進めますよね。それをサポートする本やノートもたくさん出版されています。私はあの手の本は、真面目にやると時間がかかり過ぎますし、かつ自分の思考の自由度が奪われるのであまり好きになれませんでした。ウォーターフォール型で上流から下流まで、というイメージで幼少期からのエピソードを順番に振り返って網羅していくよりは、点在している点を自由に結びつけるイメージで分析する方が自分には合っていたためです。

さて、本書の良いところは、就活生が自己分析と聞いておこなう上記のようなボトムアップアプローチではなく、トップダウンアプローチで思考を展開できる点です。トップダウンアプローチの何が良いかというと、効率的に自己分析ができる点です。以下に、就活におけるボトムアップとトップダウンのアプローチについてイメージを書いてみました。

ありとあらゆるエピソードを洗い出し、グルーピングをして「強み」に集約していくのがボトムアップアプローチです。でも考えてみてください。確かに「強み」を見つけるための作業として、エピソードをたくさん並べ、グルーピングをするという作業は必要なことです。一方で、最終的にエントリーシートや面接で使用するエピソードはせいぜい3つ程度ではないでしょうか。私自身、5個も6個もエピソードを語る必要のある面接を経験したことはありません。つまり、強みを見つけたらまたエピソードの階層まで降りて行き、エピソードを選択する必要が出てくるのです。

では、「強み」が予め分かっているトップダウンアプローチだとどうでしょうか?上図でボトムアップの図と見比べていただけると一目瞭然ですが、非常にシンプルです。「強み」の階層から降りていき、特に自身の印象に残っていて話しやすいと思うエピソード(図ではエピソード2, 3)を選択する作業だけで済みます。

過去を書き出し、ボトムアップで資質を検討する方法は、時間に余裕があれば頭の整理にもなるのでいくらでもやれば良いと思いますが、少なくとも私は就活時期にそんなにリソースを割ける状況ではなかったため、トップダウンで効率的に自己分析を進めたいと思っていました。それを実現してくれるのが本書であり、知人に本書の存在を教えてもらった時は衝撃的でした。こんな画期的なものがあるのか、と。

みやび
みやび

ちなみに私の強みは「達成欲」「学習欲」「分析思考」「指令性」「公平性」の5つで、エピソードは「達成欲」「分析思考」「指令性」を軸として組み立てました。

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自分の過去という箱をひっくり返し、そこに散らばった大量のエピソードの中から何か特定の資質に帰結させる作業はとても労力を要します。更に繰り返しになりますが、仮に全エピソードを書き出したとしても、せいぜいエントリーシートや面接で使用するエピソードなんて3つ程度のものです。なのでこの自己分析に膨大な時間をかけるよりは、業界研究や企業研究、面接対策等に時間を割いた方が良いと考えます。

個人的にとても役に立った書籍だったため長々と買いてしまいましたが、効率的に就活したい方にはオススメです!更に就職後も、時々自分の資質を「専用アプリ」で見直すことで、どんな場面で「強み」を発揮するのが良いのか考えるきっかけも得られるため、就活以外の場面においてもオススメの一冊です!

合格実例集&セオリー エントリーシート編

オススメ度:★★★★★

こちらは、エントリーシートや自己PRをどんな風に書いていけば良いか分からない方にオススメしたい一冊です。書類に内容を書き過ぎず、あえて面接で質問してもらう書き方にする方法等事例を用いた戦略的なアドバイスも載っていて私にとっては非常に満足度の高い一冊でした。実際に内定を獲得した方の例がたくさん含まれているため、自身が目指す業界であったり、自身と近しいバックグラウンドの人の書き方を参考に書き進めることができます。書き始める前は想像していませんでしたが、私は意外と書類に記載する言葉選びに苦労したので、本書で紹介された例から言葉を借りたりもしました。そういう点でも非常に役立ちます。

上では最新のものを紹介していますが、兄弟や先輩が旧バージョンを持っている場合はそちらを利用しても、この手の本は大きく内容が変わることはないので問題なく活用できると思います。

合格実例集&セオリー 面接編

オススメ度:★★★★★

こちらは「合格実例集&セオリー エントリーシート編」の面接バージョンです。こちらも実例集なので、実際の面接の様子がたくさん載っていて、想定質問や面接の流れをチェックするのにとても役に立ちました。少し意地悪な質問への返し方や不利な状況からの挽回方法等、なるほどー!と思う内容が多くありました。エントリーシート編と合わせて持っておきたい一冊です!

玉手箱・C-GAB編 これが本当のWEBテストだ!

オススメ度:★★★★☆

WEBテスト対策はしとけと色んな方から散々言われたので、家にあったこちらの旧バージョンを私はひたすらやっていました。最初は時間内に解くの無理だろ。。。ってなってましたが、2週間くらいひたすらやってると問題パターンが分かってきて本番でも問題なく解けるようになりました。SPI対策本とか色々出ていますが、私は結局ほぼこれ一冊で新卒就活を乗り切りました。コンサルティングファームに加え、その他グローバル企業や日系大手企業も受けましたが、WEBテストで落とされることはありませんでした。

また、玉手箱は回答が出回っていることもあるようですが、正直膨大な量の問題から答えを探していくよりは淡々と自力で解いていった方が速いんじゃないかなと個人的には思いますので、上記問題集をひたすら解いて本番臨まれることを推奨します。

まとめ

私が新卒時の就職活動に使用したのは上記の4冊+ケース面接対策本のみです。他にも色々読みはしましたが、使いづらかったり合わなかったりしてもはやどんな内容だったかも覚えていません。就活においては、「自分を知る」ことも大事ですが、「敵を知る」ことも重要なので、前者にリソースを割いてしまい、薄っぺらい知識のまま面接に臨んだりすることがないよう、企業分析もしっかりおこなうようにしましょう。

上記の書籍をしっかり活用すれば、比較的短時間で自己分析やエントリーシート、面接対策、WEBテスト対策といったところは一定レベルに達するはずですので、当記事を参考に就活準備を進めてみてください。

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みやび
みやび

コンサルでのケース面接対策本やFAS面接対策本に関する記事を読みたい方は以下を参考にしてください!

以上です!

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