コンサル選考前に読んでおきたい書籍4選

転職/キャリア

私は戦略コンサルティングファームの面接を受けたことがないので、その面接がどのくらい厳しく狭き門なのかという感覚について、友人から聞いた話以上のことは分かりません。ただ少なくとも、BIG4のコンサル、監査法人アドバイザリー部門、FASで実施される面接についてはどんなものかおおよそ把握していますし、その中で実施されるケース面接のレベル感も理解しています。また、その対策の方向性が戦略ファームを受ける場合と大きく異なっているかというと全くそんなことはないと認識しています。

私の場合、特別に地頭が良いというわけではないので、ケース面接においてキラッと光る発想とロジックで切り込むようなことはできませんでした。ただ、それでも基本的には新卒時も転職時もケースで落とされたことはなく、ケース面接は対策次第で乗り切れるものだということを身をもって感じています。

ケース面接対策本は散々色んなところで紹介されていますが、私がどんな本を使ってどのようにコンサル面接対策をしたのかという部分を当記事で書いてみたいと思います!

オススメのケース面接対策書籍4選

過去問で鍛える地頭力

読みやすさ:★★★★☆
オススメ度:★★★★★

この後紹介する「現役東大生が書いた」シリーズを薦める方が多い印象を持っていますが、私は本書を激推しします。理由はシンプルで自分がほぼこれしかやっていないからです。問題数は正直多いとは言えませんし、この解き方は自分には難しいぞ?ということもあったりしたのですが、本書の反復練習でケース面接は十分乗り切れるものと考えています。

個人的にポイントが高かったのは、一冊でフェルミ推定とケース面接(各10問ずつ)対策の両方ができる点です。その分上で書いた通り問題数は少なめですが、本書と紙とペンさえあればコンサル面接対策ができるというのは新卒就活当時留学していて日本にいなかった私にとっては画期的でしたし、問題数少なめと言ってもある程度パターンは網羅しているという印象を持っています。

私が実践した本書を使っての練習方法は、これも色んなところで聞く話ですが、時間を測って解き、制限時間までの成果をブツブツ独り言でプレゼンするというもの。その際、図示したりしながら実際に面接官に説明するような形でプレゼンを進めます。もちろんより効果的なのは、コンサル業界を目指す仲間で集まり、ホワイトボードの前で説明することです。留学生の中にはコンサルティングファームを受ける人も多いので、私はこうした機会もありましたが、ひたすら数をこなして慣れるという観点だと、上で書いたような一人でブツブツ言いながら解くのが手軽にできて良いのでは、と考えます。

現役東大生が書いた地頭を鍛える フェルミ推定ノート

読みやすさ:★★★☆☆
オススメ度:★★★★☆

定番なので紹介するまでもないかもしれませんね。こちらはフェルミ推定対策に特化した書籍になります。読みやすさ★3とした理由は、別に文章の内容が難しいとかそういうことではありません。説明はむしろ丁寧に書かれていてじっくり取り組むには良い書籍だと認識しています。ただ、私にはその丁寧さが少し冗長に感じられました。何かを勉強する際に、教科書をじっくり読んでから問題を解き始めるタイプと、教科書は程々にして問題集にかじりつくタイプと大きく2つのタイプがあると思いますが、私は後者です。前者と比べて非効率な面も多いのですが「やってみないと分からない」という実践重視型の性格なので、先に紹介した「過去問で鍛える地頭力」の方が自分に合っていました。なのでこの辺りは、ご自身の性質に合う方を選択されるのが良いのかなと思います。

「過去問で鍛える地頭力」を愛用していた私ですが、本書をほとんど使っていなかったかというとそんなことはありません。巻末に100問のフェルミ推定問題がついているのですが、これは非常に良かったです。答えはついていませんが、ひたすら初見問題を解いて自身の回答ストックを増やしていくという点でとても役に立ちました。

現役東大生が書いた地頭を鍛える ケース問題ノート

読みやすさ:★★★☆☆
オススメ度:★★★★☆

こちらは「現役東大生が書いた」シリーズのケース問題版です。評価に対するコメントはフェルミ推定のものと同じなので割愛します。こちらも巻末に210問もの練習問題があるので、その点ポイントは高いです。フェルミ推定ノート同様私はサブウェポンとして重宝しました。

戦略コンサルティング・ファームの面接試験

読みやすさ:★★★☆☆
オススメ度:★★★☆☆

私は、本書はサラッと読んだだけでほとんど使用していません。ケース面接等の練習用に使用するものというよりは面接の雰囲気を掴むための読み物として使うイメージの方が強いです。必携の書なのかと問われるとそこまでは思っておらず、上で紹介した3冊をメインとして、余裕があれば本書にもざっと目を通しておく、くらいの使い方で良いのではと思います。フレームワークの部分等はよくまとまっているので、読んでおいて損はない書籍だと認識しています。

まとめ

いかがでしたか?コンサルティングファーム選考前に読んでおきたい書籍について、私なりの使い方やコメントを入れてみましたが参考になりましたでしょうか?コンサルティングファームの他、BIG4監査法人アドバイザリー部門においても中途採用面接時にケースが出題されましたので、プロフェッショナルファーム志望者は練習しておくのが無難でしょう。また、新卒入社組だけのものだと考えず、転職組もしっかり対策をしておきたいですね。

スポンサーリンク
みやび
みやび

他にもこんな記事を書いています。良かったら参考にしてください!

以上です!

コメント

タイトルとURLをコピーしました