転職活動の進め方についてリクエストをいただきましたので、転職活動のステップを書いてみたいと思います!
私は第二新卒として転職活動を開始し、BIG4 M&Aアドバイザリー(FAS)ファームにジョインしました。当時はどうやって進めれば良いのか分からず、転職サイトを適当に眺める日々を送っていました。転職エージェントに登録して担当者に会っとけと先に転職していった仲間に言われたものの、じゃあどのエージェントが良いのかとか考えると結局どうして良いか分からず途方に暮れていました。
色んな情報があるために何から始めたら良いか分からない、どう進めるのが良いのか分からないというのは初転職時には誰でもあると思いますので、当記事がその辺りを解決するヒントになれば幸いです。
転職活動のステップ
ステップ1:転職サイトへの登録
色んな転職サイトがありますが、手当たり次第に登録するのはオススメしません。私自身が「Bizreach」ユーザーなので「Bizreach」の利用を皆さんにもオススメします。登録して基本情報を入れておくと、企業や転職エージェントから求人案内が送られてきます。登録時に課金が発生したり、すぐに誰かと会わないといけないとかそういったことはないので、安心してご登録ください。
私が転職時に利用した時は、キャンペーンで有料会員限定の求人が見れたりしましたが、そういったキャンペーンが無くても十分活用できます。
ステップ2:利用エージェントの決定
利用エージェントの選定基準
職務経歴やスキル等をきちんと入力しておくと、色んな企業やエージェントから連絡があります。いちいち数えていませんが、感覚的に8割以上は(企業からの直接メッセージではなく)エージェントからのメッセージと認識しており、基本的にはエージェントを利用するという方向で話を進めていきます。
さて、アカウントを更新していれば毎日平均3通程度メッセージが来ると思うのですが(リマインド含む)、どのエージェントを利用するか「選択」しなければいけません。私がエージェントを選択する際に重要視したポイントは以下の2点です。
中には流れ作業のようにメッセージを乱れ打ちしているエージェントもあります。上の2つは結局求職者の希望や条件を把握していないと実現できないので同じことなのですが、求人情報を添付した上でメッセージも書き換えるとなると結構面倒だと思います。その面倒なことをやってでもあなたにアプローチしようとしてくれるエージェントは、少なくともバッチファイルのように大量のメッセージを手当たり次第に送りまくるエージェントよりはサポートに期待できると私は考えます。
エージェント選びに困ったら
上記のような一定の軸を持っていてもエージェント選びに困るという場合、1社は大手のエージェントとコンタクトを持っておきましょう。最終的に利用するかどうかはご判断となりますが、情報をたくさん保有しており面接対策等のサポートも手厚いので、繋がりを持っておいて損はありません。コンサル業界でよく聞くエージェントをいくつか列挙しておきます。
ムービンストラテジックキャリア
コンサルティング業界に特化したエージェントであり、キャリアコンサルタントは金融業界やコンサルティング業界出身者で構成されています。ファームごとのケース面接対策も充実しており、同期で利用している人も多かったと認識しています。
アクシスコンサルティング
ムービン同様コンサルティング業界に特化したエージェントであり、丁寧なキャリアカウンセリングに定評があります。コンサルティングファーム各社とのコネクションの幅も広く、面接対策も充実しています。ムービンほどではありませんが、同期の中での利用が多いエージェントだったと認識しています。
アンテロープ
アンテロープは、金融業界とコンサルティング業界に特化したエージェントになります。転職活動時、在籍ファームが総合系コンサルだったため上記2社と比較して利用者は圧倒的に少なかったですが、FASに移ってからは割と名前を聞くエージェントになります。投資銀行やファンド等ハイキャリア求人も多数保有しているため、段階的なステップアップを目指した活用も可能と認識しています。
ステップ3:エージェントとのコンタクト/面談
エージェントを決めたらメッセージを送信してきたコンサルタントとやり取りをします。ほぼ100%面談をさせて欲しいと言われるのでその日程調整をするのですが、仕事が立て込んでいて直接会いに行くのが厳しい場合は電話やSkype等での面談をお願いしましょう。応じてくれる場合がほとんどですし、電話後に求人をメールで送ってくれたりするので特にリモートで困りません。
ステップ4:応募求人の選定とランク付け
面談後にエージェントより送付された求人を読み、自身のキャリアの志向を検討しつつ以下の4段階に分類します。
選考に時間を確保するのが困難な場合は、上2つに分類したファームのみを受ける等状況に応じて検討します。あくまで目安に過ぎませんが、受ける社数と面接対応頻度を以下に掲載しておきます。
ステップ5:履歴書と職務経歴書の作成
履歴書や職務経歴書をゼロベースで作成するのは面倒なので、エージェントからフォーマットや記載例をもらうようにしましょう。また、記載を進める上で詰まったら電話して聞きましょう。キャリアコンサルタントからすれば迷惑かもしれませんが、激務の中つまらないことに時間を費やすのはもったいないです。かけた時は出てくれなくてもそのうち折り返してくれるはずです。
電子データでのやり取りとなると思うので、最終版は必ずPDF化しておきましょう。
ステップ6:転職希望先への応募
ステップ4と5が完了したらエージェントに書類を送付し、どういう段取りで転職希望先に書類を送付して欲しいかを伝えます。ここでコミュニケーションを誤ると、書類を受領した瞬間に転職希望先に送付してしまうエージェントもいるため、繁忙期等仕事のスケジュールを確認しつつしっかりコントロールしましょう。
また、仕事の関係で対面が厳しそうな場合は、リモートでの面接対応が可能かどうかもチェックしてもらうようにしましょう。最終面接とかでなければ基本的にリモートで進めることが可能と認識しています。
ステップ7:選考準備
書類送付から書類選考結果が出るまでに大体翌日~5営業日程度かかり、そこから面接の日程調整となるとおよそ1週間~2週間程度空白期間ができるので、その間にWEBテストや面接の対策をしておきます。
ステップ7-1:WEBテスト/ケース面接対策
中途採用でもWEBテストとかあるんだ。。。と思った記憶があります。私は受けた数が多かったのでそこそこWEBテストも受けました。新卒就活時に使ったものでも良いのですが、結構ボリュームがあるので一冊でさっと済ませたい方には以下がオススメです。私は人にWEBテストの書籍を譲ってしまっていたので、そういった理由からこちらを購入しました。
ケース面接対策については時間もなかったので、以下の書籍から何問か解く程度の対策しかしていません。新卒就活で対策した経験がないという方は時間を作って対策された方が良いと思います。
ステップ7-2:企業研究/業界研究
企業研究や業界研究はホームページや求人を読む程度で特に時間をかけなくても良いと思いますが、自身が希望する部門やチームの業務内容が分からないと致命的なので、そういった場合はしっかり時間をかけてキャッチアップしましょう。私はここが足りていなくてエージェントに怒られました。笑
ステップ7-3:志望動機/面接練習
ステップ7-2ができていればあまり話をするのに困らないかもしれませんが、面接が苦手な場合はエージェントもうまく利用しつつ対策をしておきましょう。自己紹介と志望理由は、日英で対応できるようにしておくのが無難です(私自身英語で説明するように言われたことがあります)。
受ける社数が多い場合志望動機を考えるのが大変なので、全体に共通する大まかな志望動機の方向性を持っておき、面接30分~1時間前にブレストして個社の志望動機に落とし込むようにすると混乱したりせずに済むのでオススメです。
ステップ8:面接
仕事をしながらだと、面接のために仕事を抜けるのが結構大変です。一応対策としては3つあります。
私は面接回数が非常に多くなってしまったので、上記の全てを利用しました。3つ目は会社にばれるリスクもあるのであまりオススメしません。私は転職当時プロジェクト内のチームリーダーだったため、頻繁に業務を抜ける理由を作るのが困難と判断し、メンバーには事情を説明して協力してもらうことにしました。
まとめ
転職活動としてはこの後も報酬交渉やオファー受諾の日程交渉等色々あるのですが、この辺りは担当のキャリアコンサルタントに相談すべき内容なので、ここでの説明は割愛します。
上記を読んでいただき、転職活動のステップに関するイメージは湧きましたでしょうか?仕事をしながら転職活動をされる方がほとんどだと思いますが、毎日業務をこなすだけでも精一杯なのにそれにプラスして転職準備となると結構な負担になります。上記の内容が少しでも皆さんの負担を軽減するものになれば幸いです。
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