私は新卒でBIG4ファームに入社し、転職後も引き続きBIG4ファームに在籍しています。なので、外の世界を知りません。そうは言いながらもそれなりに社会人経験を積んできて、クライアント含め色んな人と接してきました。そんな中で、BIG4ファームに在籍することのメリットって何だろう？と考える機会があったのでまとめてみました！
BIG4ファームに在籍する4つのメリット
報酬水準が高い
まず1つ目は報酬が高いことでしょうか。もちろん上には上がいて、高収入だぞ！とドヤ顔できる水準でもないのですが、同世代の一般企業の社会人よりは高い報酬が貰えます。ほぼノーバリューな新卒でも月の手取額が30万円程度かそれ以上なので、独身であれば経済的に困ることはまずありません。実際私も1年目の頃は出費を気にせず好きなものをポンポン買っていましたが、月の収支が赤字になることはほとんどありませんでした。
プロフェッショナルファームでは、BIG4に限らず長く在籍してパートナーまで昇格できる人が少ないため、長期的に見ると大手事業会社にいる場合と変わらないかそれ以下の水準に落ち着く人が多いのかもしれません。しかし、若いうちに可処分所得が多いということは、経済的理由によって何かを諦めたり先延ばしにする必要がないということであり、これは非常に大きなメリットだと思います。私の場合、USCPA勉強したいな～と思った時に銀行の残高で十分スクール費用を賄うことができましたし、早く行動に移せたからこそ比較的早期に現職への転職というアクションが取れたと考えています。
人材レベルが高い
2つ目は人材レベルが高いことでしょうか。時々中途採用で入ってきた人がハズレな場合もありますが、基本的に優秀な人が多いです。他の会社との比較でどうなのか？と問われると答えに窮するのですが、私視点だと皆さん学歴経歴共に立派だと思いますし、平易な文章でないと話が通じないという人もいません。一緒に仕事をする人のレベルが一定水準以上であることは、業務の推進にとても有効に機能します。レベルがバラバラで議論にならない。。。ということは就職活動のグループディスカッションなんかで時々見られる光景ですが、そういう事象が起こることは少ないです。中にいると当たり前でそのありがたみを感じることはほとんどありませんが、外の声を聞くと当たり前ではないんだろうなと思います。
クライアントの事業規模が大きい
3つ目はクライアントが大手企業であるということです。クライアントが大手企業であるということは、大きい仕事に関与できるということを意味します。関与した案件が新聞に掲載されることもありますし、例えばコンサルであれば、最先端のテクノロジーに、案件を通して触れることが可能だったりします。ダイナミックな仕事がしたい、という人にはとても良い環境だと思います。
高度な専門性が身に付く
コンサルよりアドバイザリー目線でのメリットになりますが、BIG4にて身に付けることができる専門性は高いと認識しています。案件の規模は、クライアントの規模に比例して大きくなる傾向にあります。案件規模が大きくなると投入人員数も多くなり、投入したリソースに仕事を分割して割り振っていくことになります。この場合満遍なく業務がこなせる人を数名集めるよりは、特定の領域に強い人を集めてきて適切な業務を割り当てる方が、効率的かつ効果的です。そのため、例えばFASであれば、FA、DD、Valuation、再生部門のように部門を分けており、それぞれの部門がスコープを決めて特定領域を担当するような体制になっています。
ブティック系のファームから転職してくる人の中には、それこそ比較的オールマイティに業務をこなせる人がいます。知識も幅広く、私にはない視点からの指摘や助言をいただくこともあり、非常に勉強になります。しかし、所属する部門で求められる深度の高い知識・経験があるかというと必ずしもそうではなく、脆弱なロジックが埋め込まれていたりします。特定の領域を深堀しているからこそ得られる感覚や経験というのはどんな業務においてもありますし、そういう意味で、高度な専門性を身に付けるという観点では良い環境だと感じています。
まとめ
今回はBIG4ファームに在籍するメリットについて考えてみました。上記のメリットについて共感できる方は是非BIG4ファームに入社することをオススメしますし、逆にこれらにそれほどバリューを感じない方にはブティック系ファームやその他の環境の方が向いていると思います。これから転職を検討されている方は是非参考にしてみてください！
BIG4 FASの動向を知りたい方はこちらをご参照ください。
独立系FASの動向を知りたい方はこちらをご参照ください。
以上です！
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