BIG4 FAS英語実務を乗り切るために:オススメ教材8選

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BIG4 M&Aアドバイザリーファーム(FAS)では、業務において英語力が必須だということを以下の記事で紹介しました。

英語力が必要だということは分かったけれど、具体的にどう伸ばしていけば良いのか?と困る方もいらっしゃると思います。人によってアプローチは異なりますし教材の好き嫌いもあるとは思いますが、当記事では私のオススメ教材を紹介してみたいと思います!

BIG4 FAS英語実務を乗り切るためのオススメ教材

語彙力向上にオススメの教材

ビジネス英語向上=TOEICでハイスコアと思われがちですが、TOEICのベースとなる語彙数は6,000語程度です。一方、英字新聞の記事や英語の雑誌を読もうと思うと、経験上最低8,000語程度の語彙数が必要となります。BIG4 FASの業務においては、対象会社ビジネス等割とマニアックな内容を英語で読んでキャッチアップしなければならなかったり、デューディリジェンス(DD)レポートが海外現地法人で作成されたものであったりと、そこに書かれている英語はTOEICで出題される広告や案内メールのような生易しいものではありません。私の語彙数は海外生活をしていたピーク時でおおよそ12,000語程度でしたが、一時はそこまで引き上げていても出会ったことのない単語に業務の中で遭遇します。ただ、調べる必要のある単語は限られているため、比較的ストレスなく英文を読み進めることができています。現行案件の資料をパラパラ見てみても、やはり英検準1級程度とされる7,000~9,000語程度の語彙力は必要だと感じます。

上記を踏まえた上で、オススメの単語帳としては以下の2冊です。私がメインで使用していたのは「TOEFLテスト英単語3800」の方ですが、例文を確認しながら覚えたい方には「パス単」の方が向いています。英検2級レベルも復習したい方には「TOEFLテスト英単語3800」の方をオススメしており、こちらは難易度別にRANK4までありますが、RANK3までで英検準1級レベルの語彙を網羅できると思います。

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文法力向上にオススメの教材

文法書は高校の時に使用していたものがあればそちらでも良いと思います。私は「ENGLISH GRAMMAR IN USE」のファンなのでこれを推します。日本語版は「マーフィーのケンブリッジ英文法」という名称で販売されています。

【参考】日本語版が良い方はこちら

瞬間英作文にオススメの教材

瞬間英作文は主にSpeakingの練習になります。瞬間英作文用のトレーニング教材はたくさんありますが、終えられずに挫折する人も結構多いようです。私も書店でその手の書籍をパラパラ見たことがありますが、これをひたすらやるのは無理だな、、、と思って購入を見送った記憶があります。そんな私でも消化できたのが、大学受験教材としてお馴染みの「ドラゴンイングリッシュ」です。

「ドラゴンイングリッシュ」には100個の英文が収録されていますが、これがかなり洗練されています。直訳の英語にならないような形で日本語と対応しており、非常に勉強になります。私もそうでしたが、純ドメスティックな日本人が英語で文章を話そうとするとき、まず日本語で文章を作成し、その日本語に忠実な英語を作ろうとします。このプロセスを行うために、適切な英単語等が浮かばない場合にスタックしてアウトプットに時間がかかったり、不自然な英文になってしまったりします。もちろん「ドラゴンイングリッシュ」を一通りやったからと言ってペラペラ話せるようにはなりませんが、作った日本語を忠実に英語に変換しようという思考は払拭できます。日本語⇒英語変換を真面目におこなってしまう人は是非手に取ってみることをオススメします。

英会話力強化にオススメの教材

Speaking力を伸ばすためには話しまくるのが一番です。それ以外の近道はありません。なので安価で気軽に英語で会話できるオンライン英会話を利用することをオススメします。ネイティブスピーカーであるアメリカ人が良いとかイギリス人が良いとか言って高いスクールを利用している人がいますが、アウトプット量(時間)の方が大事なので、私はレアジョブの日常会話コースとかで十分だと思っています。

利用した感想ですが、講師はフィリピン人なので英語にクセがあります。しかし、プロジェクトの中で関わる外国人はネイティブスピーカーでない場合もあり、そういった意味ではネイティブスピーカー以外と話し慣れていた方が良いとも言えます。また、こちらが多く話すのが目的なので、相手の発音がどうとかは理解できるレベルであれば特に気にする必要はないと考えています。

オンライン英会話を利用する上で留意したいのは、オンライン英会話だけを利用していて総合的な英語力は身につかないということです。語彙力の向上等インプットを継続しながら利用しないと、数パターンの英文を組み合わせて話すだけの人で終わってしまいます。話してみると分かると思いますが、パッと頭に浮かぶフレーズを多用して会話を進めたくなるものです。なので継続的なインプットをし、次はこの英文や単語を使ってみよう!という形で進めないと、なかなか使える英文のレパートリーは増えません。この点は意識的に改善していかないと、同じ文章ばかり使っていて会話力が向上していない自分に嫌気がさし、ヤル気がなくなっていきます(経験談です笑)。

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英語力向上に役立つフリーサイト

上記では有料の教材を紹介してきましたが、お金をかけなくてもインターネット環境さえあればリーチできる素晴らしい英語教材はたくさんあります!私がメインで利用していたものをご紹介します。

BBC Learning English

BBC Learning Englishはレベルに合わせてサイト内の教材を活用でき、コンテンツも豊富なのでこれらをしっかりこなすことで英語力の向上が望めます。

基本的に音声がついているので、私は主にディクテーション教材として利用していましたが、コンテンツに応じて色んな使い方が可能です。

British Council: Learn English

BBC Learning Englishと類似したサイトですが、British Councilが英語の国際試験IELTSを運営する機関であることから、IELTSを意識した内容となっています。

私はPodcastを利用してListeningやシャドウイング教材として活用していました。

A Moment of Science

A Moment of Scienceは科学的な内容について完結に紹介されているサイトで、取り上げられているトピックが興味深く、楽しく英語学習ができます。

オススメの使い方は、AUDIO PODCASTS(2分程度)を聞いてメモを取り、要約した内容をアウトプットする方法です。最初は難易度が高いので複数回聞いたり、ディクテーションをした後に紙ベースで要約し、それを声に出して話してみるのが良いです。やってみると分かりますが、2分のディクテーションは慣れていないと意外と辛いです。ディクテーションに慣れたら、リテンションと言って一文聞いたら音声を止め、音声と同じ内容をアウトプットするのも効果的です。これもかなりしんどいので負荷をかけすぎて嫌にならない程度にやることを推奨します。

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まとめ

私が英語学習に取り組んでいた時はTOEFLやIELTSの教材も少なく、海外から取り寄せたりして学習をしていました。現在ではそういった教材も日本で利用可能となっていますし、より洗練された英語教材も増えてきているように思います。当記事で紹介したものを参考にしていただきつつも、ご自身に合った良質教材で英語力を伸ばされるのが良いと考えます!

みやび
みやび

英語力の他、BIG4 FASにて必要な専門知識を把握したい方は、以下の記事もご参照ください!

以上です!

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