一口にコンサルティングファームと言っても、コンサル業界には色んなファームがあります。
コンサル業界に入りたいのであれば、まずその理解が大切になります。というのも、ファームによって「できること」が異なるためです。当然どのファームに入るかでそのキャリアも変わってきます。
そのファームにおいてどういった種類のプロジェクトが多く走っているのかということをよく知らずに入社し、ミスマッチを起こして出ていく方も一定数いらっしゃいます。
当記事ではそのようなミスマッチを感じる人を減らす趣旨で、非常にざっくりですが、コンサル業界における分類を書いてみたいと思います。
ファームの分類
早速ですが次の表をご覧ください。列にファームの分類、行に業務の種類を入れています。

これだけ見ても何か分からないと思うので、ファームの分類をベースに以下に補足します。
戦略系
経営戦略策定やビジネスデューディリジェンス等の戦略案件を手掛けるファーム群。一般的なコンサルファームのイメージはこの分類に所属するファーム。
例:マッキンゼー、BCG、ベイン等
総合系
ITツールの導入支援等クライアントの業務を効率化する業務改革系の案件を主に手掛けるファーム群。主に大手監査法人のメンバーファームで構成されており、会計系ファームとも呼ばれる。
例:アクセンチュア、デロイトトーマツコンサルティング、PwCコンサルティング、EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング、KPMGコンサルティング等
FAS系
企業のM&A(合併と買収)に係るアドバイザリー業務を中心に手掛けるファーム群。総合系と同様主に大手監査法人のメンバーファームで構成されている。
例:デロイトトーマツフィナンシャルアドバイザリー、PwCアドバイザリー、EY TAS(注:2020/10/1にEYアドバイザリー・アンド・コンサルティングと統合)、KPMG FAS等
シンクタンク系
マーケティング調査分析やITシステムの構築・運用等のサービスを提供するファーム群。近年はシステムインテグレーターとしての機能を強化する等IT案件が増加傾向にある。
例:野村総研、大和総研、日本総研等
まとめ
私みやびは新卒で総合系、転職でFAS系に分類されるファームに移りました。
私が総合系ファームに入社して感じたのは、想像以上にIT案件が多いということ。こんなにビジネス案件ってないんだ~と思ったのを覚えています。そう感じたのは私だけではなく、入社前のイメージとのギャップに困惑する同期は多かったです。
コンサルティングファームへの入社を検討されている方は、事前にしっかり調査をして、入社前後のギャップ発生リスクを出来る限り取り除いた状態で選考に臨まれることをオススメします!
以上です!
コメント